『吾輩は猫である』、『雪国』、『みだれ髪』・・・
今では多くが文庫として読まれているこれらの名著たち、
当初はどのような姿かたちで刊行されたのでしょうか?
ときは明治・大正時代、昭和の戦前。
生れた当時の名著たちは、装丁、文字組み、フォントにいたるまで、
今見るとむしろ斬新で、衝撃的でさえあります。
モノとしての本から、当時の本の作り手の心意気や、本を手にとった読者の興奮が匂い立つ。
お馴染みの内容も、なんだか違って見えてくるから不思議です。
↓日本近代文学館『名著復刻全集』(昭和43年)を中心に撮影。
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