2010年も暮れようとしています。
一芯社を始めた今年、多くの方々に本当に多くのことを教えていただきました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
来年は、現在編集を進めている数冊の本を、皆様にお見せできる予定です。
その前に、なにかよい正月準備はないかなあ・・・と思い、
私的な切り紙図鑑を「Book Labo.」のページにアップしました。
題して、「育つ、私的図鑑:切り紙編」。
私がここ数年、旧正月を過ごしている中国陝北の人々は、
新春を祝って、家をたくさんの剪紙(切り紙)で飾ります。
剪紙は下手な私ですが、今回は新春にちなんで、剪紙代わりにいくつかの切り紙を集めて並べてみました。
先週参加したシンポジウムで、元人類学者でメディア・クリエーターの小田マサノリさんが、
「なんでも100集めれば、なにかが立ちあがってくる」
と話され、人の顔から書籍のタイトルまで、100個づつ並べまくっておられたのが印象的でした。
一芯社メンバーと切っても切れない縁にある「切り紙」も、
予めカテゴライズなどせずに、とりあえず「あいうえお」順に並べてみると、
「紙をある形に切る」
という至極単純な、だからこそ人間に身近な行為がもつ働きのようなものが、
多種多様な切り紙の “間” に現れるような気がします。
この企画、題して「育つ、私的図鑑:切り紙編」。
“育つ”としたのは、これからどんどん増やしていきたいと思っているからです。
今回は、100には程遠い、10個からの始まりですが、ゆくゆくは百科図鑑を目指します。
「こんな切り紙知ってるよ~」という情報、なんでもいいので、お待ちしております。
では、みなさま、よいお年をお迎えください!
(ニワ)
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